星占いと聞くと、12星座を思い浮かべる人も多いと思います。
そんな身近な12星座を、占星術では4区分といわれるエレメントにわけて考えられています。
似た性質や価値観をもつ星座同士を、グループわけしているのです。
ホロスコープの天体が、どのエレメントにどれだけあるのかを見ることで、その人の価値観や性質がわかると言われています。
また、エレメント同士の相性もあると言われています。
星読みには、生まれた時間や場所がわからないと見ることができないものも多いのですが、エレメントは、生まれた時間や場所がわからなくても、見ることができますので、是非、気軽に見てみてください。
この記事では、4つのエレメントの分類と相性、それぞれのエレメントの星座、エレメントが示す価値観や性質について、星読み初心者さんにもわかりやすくお伝えします。
エレメント別のワンポイントアドバイスもお伝えしているので、是非、参考にしてみてください。
ホロスコープを用意して、エレメントを見てみましょう!
ホロスコープの出し方がわからないかたは、こちらの記事でお伝えしていますので参考にしてください。
12星座4つのエレメント&ワンポイントアドバイス
12星座は、火・地・風・水の4つのエレメントにわけることができます。
それぞれのエレメントの星座は、こちら。
火のエレメントの星座 | 牡羊座、獅子座、射手座 |
地のエレメントの星座 | 牡牛座、乙女座、山羊座 |
風のエレメントの星座 | 双子座、天秤座、水瓶座 |
水のエレメントの星座 | 蟹座、蠍座、魚座 |
それでは、実際にホロスコープからエレメントを見てみましょう。
ホロスコープの10天体が、どの星座にあるかを確認しましょう。
10天体とは、「太陽」、「月」、「水星」、「金星」、「火星」、「木星」、「土星」、「天王星」、「海王星」、「冥王星」をいいます。
10天体の星座が確認できたらそれぞれの星座のエレメントを確認してみましょう。
お気づきかもしれませんが、4つのエレメントは、牡羊座から順に、「火のエレメント」、「地のエレメント」、「風のエレメント」、「水のエレメント」の順番に並んでいます。
先ほどご紹介したホロスコープでは、「天体位置表」で10天体がどの星座に位置しているか確認できますし、「カスプ表」の下のほうには、それぞれのエレメントがいくつあったか記載されていますので、エレメントの確認をするには、とても便利です。
このホロスコープの場合は、
火のエレメント:3、地のエレメント:4
風のエレメント:3、水のエレメント:0
になりますね。
地のエレメントの性質が強調されていることがわかります。
みなさんのホロスコープは、どのエレメントが多いですか?
4つのエレメントについて、詳しくお伝えしてしますね。
同じエレメントでも、星座の違いによるイメージも併せてお伝えします。
火のエレメントの価値観・性質
【火のエレメントの星座】
牡羊座、獅子座、射手座
火のエレメントの星座それぞれの「火」のイメージ。
牡羊座・・・雷/火花
獅子座・・・焚き火/ロウソク
射手座・・・釜戸/ストーブ/たいまつの火
火のエレメントは、「精神」を表していると言われています。
直感力にすぐれ、積極的に物事を進める情熱的な実力主義タイプ。
「直感」を大切にしているため、決断が早く、力強く精力的に自ら行動を起こすことが得意とされています。
【ワンポイントアドバイス】
短気な一面や、熱しやすく冷めやすいところがあるので、時には一呼吸おいて立ち止まることも大切です。
地のエレメントの価値観・性質
【地のエレメントの星座】
牡牛座、乙女座、山羊座
地のエレメントの星座それぞれの「地」のイメージ。
牡牛座・・・山/山林
乙女座・・・畑/整地/宅地
山羊座・・・土石/岩石
地のエレメントは、「物質」を表していると言われています。
その名のとおり、地に足のついた堅実で現実的な経験主義タイプ。
「安定感」を大切にしているため、物やお金など目に見える価値を重要視します。
物事を現実的に考えることが得意とされています。
【ワンポイントアドバイス】
・目で見えるものばかりに気をとられてしまうと、用心深くなりがち。たまには、流れに身を任せてみることも重要です。
風のエレメントの価値観・性質
【風のエレメントの星座】
双子座、天秤座、水瓶座
風のエレメントの星座それぞれの「風」のイメージ。
双子座・・・季節風/ビル風
天秤座・・・貿易風/偏西風
水瓶座・・・大気/気団
風のエレメントは、「情報」を表していると言われています。
情報通でコミュニケーション力の高い、クールな平和主義タイプ。
「論理的思考」を大切にしているため、新しいことを始める時は、まずは情報収集から。
合理的に物事を進めるのが得意とされています。
【ワンポイントアドバイス】
いつも理性的にクールに振る舞う必要はありません。思いつきや感情の赴くままに行動してみると新たな発見があるかもしれません。
水のエレメントの価値観・性質
【水のエレメントの星座】
蟹座、蠍座、魚座
水のエレメントの星座それぞれの「水」のイメージ。
蟹座・・・河川/ビル風
蠍座・・・地下水/湖
魚座・・・雨/霧
水のエレメントは、「感情」を表していると言われています。
共感力が高く、理屈よりも気持ちを優先する感情主義タイプ。
「情緒」を大切にしてるため、相手に深く寄り添うことができて、親密な交友関係を築くのが得意とされています。
【ワンポイントアドバイス】
情に流されやすく、自分と相手の境界線があいまになりやすい面があるので、依存関係にならないよう注意しましょう。
続いて、エレメント同士の相性を見ていきましょう。
エレメントの相性
「火」、「地」、「風」、「水」それぞれのエレメントには、相性があると言われています。
同じエレメント同士は、価値観が似ているため、意気投合しやすいと言われていたり、「火」×「風」、「地」×「水」は協力しあえる関係と言われていたりします。
ここでお伝えする相性は、良い悪いだけでは考えていません。
価値観や性質の違いにより「合わない」と感じてしまうこともあるかもしれませんが、初めから、違いがわかっていれば、お互いの心地よい距離感で、関係を築けるかもしれません。
そんなふうに参考していただけると嬉しいです。
サポートしあえる組み合わせ
・火のエレメント × 風のエレメント
・地のエレメント × 水のエレメント
火は、風が吹くと勢いよく燃え盛り、風も勢いよく吹くことで、一層、火が大きくなっていくように、「火のエレメント × 風のエレメント」は、一緒にいると相乗効果が起こる。そんな組み合わせです。
水は、大地(地)に染み渡り、潤すことができます。
そして、水は単独では形をなさず、不安定な状態ですが、大地(地)が器となって受け止めることで安定します。
「地のエレメント × 水のエレメント」は、一緒にいることで、安心できる組み合わせになります。
この二つの組み合わせは、お互いにないものを補い合える関係と言われています。
良きライバル、憧れの存在になる組み合わせ
・火のエレメント × 水のエレメント
・地のエレメント × 風のエレメント
・火のエレメント × 地のエレメント
・風のエレメント × 水のエレメント
例えば、火は、水が勢いよくかかると消えてしまうし、水は、火が強いと蒸発してしまいます。
大地(地)と風は、空と地面のように交わることがありませんし、火が勢いよく燃えると、大地には焦げ跡が残ったり、風が強く吹くと、海(水)は荒れてしまったりします。
こんなふうに、この4つの組み合わせには、何も考えずに近づきすぎると、お互いを否定したり、認められないといった摩擦が起きてしまうかもしれません。
ですが、人はないものねだりで、自分に無いものに憧れたり、違うからこそ、リスペクトできたりすることもあると思います。
一般的には、あまりよくない相性と言われている組み合わせですが、違いを理解し、受け入れることで新しい可能性が生まれる関係とも言えます。
価値観を共有できる組み合わせ
・火のエレメント × 火のエレメント
・地のエレメント × 地のエレメント
・風のエレメント × 風のエレメント
・水のエレメント × 水のエレメント
同じエレメント同士は、似たもの同士で価値観が似ているため、お互いを理解しやすい関係と言われています。
一般的には、一番相性の良い組み合わせとも言われています。
相手の行動が自分と違っていても、大切にしていることを共感できる組み合わせのため、違和感なく受け入れられる関係です。
居心地のいい組み合わせのため、新鮮味にかけたり、お互いに良い影響を与え合うことができない場合もあるかもしれません。
まとめ
4つのエレメントの価値観・性質とエレメントの相性をお伝えしました。
みなさんは、どのエレメントが多かったですか?
冒頭でもお伝えしましたが、エレメントは、生まれた時間や場所がわからなくても見ることができます。
是非、身近な人のホロスコープで、エレメントを確認してみてください。
もしかしたら、「知り合って間もないけれど、なんだか気が合うな。」と思っている人は、エレメントが同じかもしれませんね。
反対に「なんとなく合わないな。」と感じていた人は、良きライバル、憧れの存在になるエレメントの組み合わせかもしれません。
そもそもの価値観が違う。ということが理解できれば、必要以上に悩まなくても良いかもしれません。
この記事がお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。