ホロスコープを見るときには、出生時間が必要と聞いたことがありますか?
「出生時間がどうして必要なんだろう?」「出生時間がわからないと、何がわからないんだろう?」と思っていらっしゃるかたもいるかもしれません。
実は、出生時間がわかると、ホロスコープから読み取れる情報が、格段に増えるんです。
出生時間がわからない場合、出生時間に12:00と設定して、ホロスコープを読む方法もありますが、私自身、自分のホロスコープを12:00で出してみると、あまりしっくりこない結果になりました。
この記事では、出生時間がわかると読み取れる3つのことと、出生時間がわからない場合のホロスコープの出し方をお伝えします。
出生時間がわかるかたは、こちらの記事でホロスコープの出し方をお伝えしていますので、お手元にホロスコープを用意して、これからお伝えする、出生時間がかわると読み取れることを見てみてください。
出生時間がわかると読み取れる3つのこと
出生時間がわかると、ホロスコープでは大切な3つのことが読み取れるようになります。
これからお伝えする3つのことは、出生時間がわからないとホロスコープでは読むことができません。
なぜなら、同じ生年月日でも、生まれた時間が違うだけで、ホロスコープの内容が全く異なってしまうからです。
例えば、1980年3月25日の8:00、15:00、20:00生まれのホロスコープを見てみましょう
いかかでしょうか?
同じ天体を見てみても、位置が異なっているのがわかります。
ホロスコープでは、それぞれの天体がどの位置に配置されているのかにも、大切な意味があるのです。
ですから、出生時間がわからないと、ホロスコープから読み取れる情報が少なくなってしまう。というわけです。
では、具体的にどのようなことを読み取れるようになるのか、お伝えしていきますね。
ハウス
まず一つめは、「ハウス」。
「ハウス」とは、ホロスコープを12の部屋にわけたものです。
先ほどのホロスコープを、もう一度見てみましょう。
円の中心に、反時計回りに1〜12の数字が書かれています。
これが「ハウス」です。
こちらのホロスコープは、1ハウス牡牛座、2ハウス双子座、3ハウス蟹座…と読みます。
演劇にたとえて占星術では、天体を「役者」、ハウスは「舞台」などと言われることも。
つまり、「その人物(天体)の特徴は、どの場所や分野(ハウス)で活躍すると発揮できるか」ということを表しています。
ハウスと天体、星座の組み合わせで、より詳しくホロスコープを読むことができるのです。
1ハウス〜12ハウスは、それぞれ「どんな場所や分野」があるの?
それぞれのハウスのキーワードを見ていきましょう
【第1ハウス:自分のハウス】
自分自身、第一印象、セルフイメージ
【第2ハウス:価値のハウス】
資産、自分で働いて得られる収入、所有物
【第3ハウス:知性のハウス】
コミュニケーション、知識、兄弟姉妹、情報
【第4ハウス:基盤のハウス】
家族、家庭生活、居場所、親子、帰る場所
【第5ハウス:表現のハウス】
自己表現、クリエティブな活動、恋愛、芸術
【第6ハウス:奉仕のハウス】
生活習慣、健康、労働、職場、医療
【第7ハウス:他者のハウス】
パートナーシップ、契約、親しい人との関係、社会生活、結婚
【第8ハウス:共有のハウス】
潜在意識、不労所得、結婚生活、他者から受け取る財産
【第9ハウス:探求のハウス】
海外、学問、出版、研究
【第10ハウス:目標のハウス】
社会的地位、キャリア、組織、仕事、伝統的な世界
【第11ハウス:人脈のハウス】
コミュニティ、インターネット、人脈、交友関係
【第12ハウス:秘密のハウス】
スピリチュアル、セラピー、目に見えない世界、占い
ハウスと天体、星座の組み合わせについては、また別な記事でお伝えしたいと思います。
ASC(アセンダント)・DSC(ディセンダント)
2つめは、「ASC(アセンダント)」と「DSC(ディセンダント)」です。
ASCは「運とチャンスの入り口」などと言われていて、占星術では、とても大事なポイントの一つになります。
ホロスコープの向かって左側を「ASC」、右側を「DSC」と呼びます。
こちらのホロスコープは、アセンダント星座は蠍座、ディセンダント星座は牡牛座と読みます。
ASCは「誕生」を意味する重要なポイントで、自分自身を表すと言われています。
他人に見せる顔とも言われていて、その人の外見や雰囲気、能力、才能など、人から見た印象が現れるポイントでもあるのがASCです。
アセンダント星座が表す職業に就いている人もいらっしゃいます。
以前、占星術の勉強会で集まった4人、全員がアセンダント星座の職業に就いてる。または、就いていたことがある。ということが話題になって、アセンダント星座の影響を実感したことがありました。
私自身は、占星術の勉強をはじめて、自分のアセンダント星座を知ったとき、太陽星座よりもアセンダント星座の特徴、事柄のほうが当てはまることが多くてびっくりしたのを覚えています。
太陽星座の特徴がしっくりこない人は、アセンダント星座を見てみると、意外にしっくりくることがあるかもしれません。
DSCでは何がわかるの?
ASCが自分自身を表すのに対して、DSCは「他者」を表すと言われています。
結婚相手やパートナー、など、自分に影響を及ぼす近しい他人を表しているのがDSCです。
また、心理的にみると、身近な他人は「自分の鏡」と言われていることから、内包している自分を表すとも言われています。
そのため、ディセンダント星座が表す事柄は、自分が心の中で望んでいて、満たされていない場合、自分の鏡となって目の前に他人を通して現れることも。
なぜだかわからないけれど、不快に感じたりイライラする人が周りにいる場合、実は、ディセンダント星座の事柄が無自覚に内包されていて、その人をとおして目の前に現れているのかもしれません。
MC(エムシー)・IC(アイシー)
3つめは、「MC(エムシー)」と「IC(アイシー)」です。
MCは、10ハウスのはじまりに位置することから、仕事にまつわることを表すと言われていて、星読みのポイントの一つになります。
ホロスコープの向かって上側を「MC」、下側を「IC」と呼びます。
こちらのホロスコープは、エムシー星座は獅子座、アイシー星座は水瓶座と読みます。
MCはラテン語の「medium coeli(ミディアム・コリエ)」の略。
日本語では、「コリエ」=天、「ミディアム」=真ん中、から「中天・天頂」を意味し、占星術では、「社会的使命、人生の目標点」を表すと言われています。
社会的使命、人生の目標点などと言われると、仰々しくて自分にはそんな使命はないのでは。と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
私は、そんな大層なものは自分にはないと思いました。。。
難しく考えず、目指す方向ぐらいに捉えて、これまで自分には縁がないと思っていたものに、目を向けるキッカケにするのも良いと思います。
ICでは何がわかるの?
ICもラテン語の略で「Imum Coeli (イマム・コエリ)」の略。
日本語では、「コリエ」=天、「イマム」=底、から「天定」を意味し、占星術では、「基盤、心の安定、落ち着ける場所」を表すと言われています。
ICは4ハウスのはじまりに位置することから、星読みでは、どういう環境にいると安らぐのかを見るポイントとして見ることも。
疲れたときに、アイシー星座を取り入れると上手くリフレッシュできるかもしれません。
ここまで出生時間がわかると読み取れる3つのことをお伝えしました。
ここからは、出生時間がわからない場合の、ホロスコープの出し方をお伝えします。
出生時間がわからない場合のホロスコープの出し方
記事のはじめで、出生時間がわからない場合、出生時間に12:00と設定して、ホロスコープを読む方法があります。とお伝えしましたが、この方法だと私はしっくりこない結果になりました。
この方法でホロスコープを作成すると、自分ではない他の人のことを言われているような感じがしたのです。
これからお伝えする方法の方が、私にはしっくりするので、その方法をお伝えしたいと思います。
それは、自分の太陽星座を1ハウスに設定して、ホロスコープを作成するソーラーサインハウスシステムという方法です。
ソーラーサインハウスシステムのホロスコープはこちらのサイトで作成することができます。
サイトのホロスコープタブで、ハウスのソーラーサインを選択。
生年月日を入力して、チャート作成ボタンをクリックすると、1ハウスが太陽星座のホロスコープを作成することができます。
出生時間がわかる人も、ソーラーサインハウスシステムでホロスコープを作成してみると、また違った自分を知ることができるかもしれません。
是非、試してみてください。
まとめ
出生時間がわかると読み取れる3つのことと、出生時間がわからない場合のホロスコープの出し方をお伝えしました。
詳しい星読みには、出生時間が必要なことがおわかりになったと思います。
出生時間がわからない方は、ソーラーサインハウスシステムで星読みを楽しんでみてください。
出生時間を設定したホロスコープとソーラーサインハウスシステムのホロスコープ、どちらが正しいということはありません。
どちらも正しいホロスコープなのです。
不思議なことに、出生時間を設定したホロスコープとソーラーサインハウスシステムのホロスコープ比べてみると、私の場合、どちらもしっくりくる結果となりました。
出生時間がわかる方は、2つのホロスコープを見比べてみると面白いかもしれません。
この記事がお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。